３月２２日修了式。今年度、最後の朝の挨拶。体育館には「おはようございます！」と、大きな声が響きました。
各学年に修了証を渡し、一年を振り返ります。・・・
４月にした『３つの約束』。
１つめ、元気に「挨拶」。
人と人との出会いは、「あいさつ」からはじまります。あいさつができる人でいることはとても大事です。
２つめは、みんな仲良く。
３つめは、命を大切に。
また、今年度、北小学校は「やさしさいっぱい 心も体も健康」を合い言葉にしてきました。「北っ子も、北小の先生たちも、健康に毎日学校に来られるといい」という願いが込められています。
２月の最後の朝礼で、全校児童に「北小学校の『自慢』は？」と、紙に書いてもらいました。北小学校の自慢として、いちばん多かったのは「みんなやさしい」。そして、学年関係なく「みんな仲良し」です。
学校では、たくさんの人と生活しています。自分自身を大切にしながらも、他人を思いやり、「優しさ」をもって「みんな仲良く」しようと、努力していることが伝わります。「健康で元気に登校できる北っ子」、「やさしい北っ子」になれていることを大変うれしく思っています。そして、そんな北っ子が、校長である私の『自慢』です。
５月に「新型コロナ感染症」の対応が緩やかになり、学校生活が変わってきました。学校で「できなかったこと」が 「できる」ようになりました。
その１つとして、今年は、北っ子みんなで歌を歌ってきました。
韓国領事館との交流で歌った「Ｕ＆Ｉ」。６年生を送る会で６年生に向けて歌った「きずな」。校歌だけでなく、みんなで歌える歌が増えました。
「みんなで一緒に歌を歌う」・・・これは、すごいことです。
年明け、１月、能登半島地震がありました。一瞬にして、多くのものがなくなりました。学校にいけなくなった人たちがいます。いつもの当たり前だった毎日が、変わってしまった人たちがいます。今も尚、学校で一緒に過ごした仲間と会えずにいる人たちがいます。
明日がいつものように来ることは、奇跡を体験しているのかもしれません。被災した人たちのことを考えると、一日一日、大切にしたいという思いをもちます。
みんなで歌を歌えること…それが当たり前にできる北小学校、このすばらしいことを味わってほしいと思います。
２２日の修了式で、伝えた内容ですが、同じようなことを、今週月曜にあった６年生の修了式でも伝えました。
修了式では、最後に校歌を歌いますが、その前に、今年は、みんなで歌を歌えるようになった一年の締めくくりとして、みんなで「お陽さまになって」を歌いました。
北っ子は、前奏がはじまり、歌い出しから完璧。前面に映し出されている歌詞を見ながら歌います。
卒業式の６年生の歌声もとてもステキで感動しましたが、１年生から５年生まで、１５０人で一緒に歌った歌にも感動しました。
こうして「声を出せる北っ子」「一生懸命、全身で歌が歌える北っ子」が、私は大好きです。北っ子みんなが「お陽さまのように温かい心」で過ごしていけることを願います。
修了式の今日は、通知表を見て、今年がんばった自分をほめ、今年一年いっしょに過ごした仲間、先生、そして、今日まで無事過ごせたことに感謝をする日。
「今日の帰りは、『さようなら』だけではなく、『一年間ありがとうございました』と、お互いの声を響かせよう」の一言で、帰りには「ありがとうございました」の声が教室から聞こえます。
そして、「校長先生、一年間ありがとうございました」と、みんな笑顔で声をかけてくれ、北っ子は学校をあとにしていきました。
一年を振り返ると・・・
心優しい北っ子に、ただただ感謝です。ありがとう・・・
北っ子たち！！
４月から、新しいスタートが待っています。
また元気に登校してくる日を楽しみにしています！
