北っ子歌声第1弾として、「U&I」を毎朝歌っています。
この歌が流れて、北小学校は一日をスタートします。そして、朝の会のはじめには、放送による伴奏に合わせて、北っ子全員が歌います。外に出て校舎を眺めて見ていると、元気な歌声が、各教室から響いてきます。声を聴いただけで、歌っている表情が浮かんでくるくらい、大きく声が響いている学級があります。思わず、顔がほころびます。「歌がある学校っていいなぁ」と、つくづく思います。
「U&I」は、韓国領事館との交流会で、1番は日本語、2番は韓国の言葉にして歌います。今は、慣れない外国語の発音に四苦八苦しています。交流会では、曲の歌詞に使われている韓国の言葉の意味、そして、発音を教えていただくつもりです。歌をきっかけにして、韓国の言葉に親しめるといいと思っています。それに、もうひとつ。歌詞にもあるように、住んでいる国が違っても「世界中のともだちがひとつになって」「みんな手と手を取り合って歌おう!みんなで」と、まさに大切にしたいのは『共生』です。歌で心を育てられたら、なんてすばらしいことでしょう。
さて、11月20日の全校集会では、29日に行われる韓国領事館との交流会に向けて、体育館にて全校で初の歌合わせをしました。みんなで歌うこと、声を出すことの練習です。
「歌声で心をつなごう!」 ・・・といっても、まだまだ北っ子たちは、みんなで歌う経験が必要だと感じました。考えてみれば、コロナ禍では全校が集まって、みんなで声を出すといったことは、避けてきました。そのせいか、大勢が集まること、そして、みんなで歌うことには慣れていないようです。「歌う」ことで心をつなぎ、北っ子たちが、つながる仲間となりたいものです。
北っ子のいいところは、一生懸命できること。歌の練習では、みんな、一生懸命声を出そうとします。もう、一生懸命歌を歌っている姿を見るだけで、胸が熱くなります。そして、「安心して声が出せる集団であることが素晴らしいこと」「歌を歌い合える仲間でいたい」・・・この気持ちが伝わるまで、語りかけ、歌を歌う機会を作っていきたいと思っています。
4月から大事にしている「あいさつ」。そして「歌声」。
あふれる児童の明るく元気な『声』で、北小学校をもっともっと「優しさいっぱい」の学校にしたいというのが、ずっと変わらない思いです。
ちなみに、交流会後は曲を変え、また新しい歌声で朝をスタートします。